ソチ五輪で「抗議ゾーン」 組織委、IOCに伝える

[ 2013年12月11日 08:45 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は10日、スイスのローザンヌで開かれた理事会後に記者会見し、来年2月7日に開幕するソチ冬季五輪でデモなどができる「抗議ゾーン」が設置されることを明らかにした。大会組織委員会から伝えられた。

 「同性愛宣伝禁止法」などロシアの人権政策への批判を抑えることが狙いとみられる。バッハ会長は「誰もが自由に意見を表明できることを歓迎する」と述べた。デモや陳情を行うことを認める専用区域は2008年北京五輪でも設置された。

 IOCはソチ五輪の参加選手に対し、会場などで政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁じた五輪憲章を順守するよう、各国・地域の国内オリンピック委員会に文書を送付することを決めた。(共同)

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2013年12月11日のニュース