“つよバカ”高藤 60キロ級V名乗り「強くて面白い選手に」

[ 2013年5月11日 06:00 ]

試合前日に余裕の決めポーズを見せる高藤直寿

 “つよカワ”ならぬ“つよバカ”キャラで世界を目指す。柔道の世界選手権(8月26日開幕、リオデジャネイロ)代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権が11日、福岡国際センターで開幕する。ロンドン五輪銀メダルの平岡拓晃が欠場する60キロ級では、高藤直寿(19=東海大)が優勝に名乗りを上げた。

 「今の柔道界は暗いニュースばかり。自分が目立って勝っていきたい」と明るいキャラ全開。カメラを向けられるとなぜか消火器を持ち出し、不祥事に燃える柔道界の火消し役は任せろと言わんばかりだ。ナインティナインの岡村隆史似の風貌で「強くて面白い選手になりたい」と意気込む。2月にはグランドスラム・パリ大会でも優勝。口先だけではない。今大会に向けて必殺技の変形大腰「高藤スペシャル」も開発。優勝候補筆頭の重圧をはねのけ、世界切符をつかみにいく。

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2013年5月11日のニュース