駒大 5年ぶり覇権奪回だ!3年・油布復調「4年生に優勝を」

[ 2012年12月15日 06:00 ]

4年生の撹上主将(先頭左)、久我(同右)を先頭にランニングする駒大メンバー

 第89回箱根駅伝(来年1月2、3日)で5年ぶりの覇権奪回に燃える駒大が14日、東京都世田谷区のキャンパスで練習を公開した。

 1万メートル28分台の選手が9人いる学生駅伝史上最速の戦力で、先月の全日本では優勝。アンカーとして東洋大を逆転した3年生エースの窪田忍に注目が集まった中、3区で自らが持つ区間賞を更新した同学年の油布郁人の復調が心強い。

 1年生時は1区3位と好走し、潜在能力の高さを裏付けた。だが、前回大会は3区12位とブレーキ。そのとき、大八木弘明監督に声を掛けられた。「借りは来年返せ」

 1万メートルは史上最速軍団の中でもトップの28分2秒46。「スピードを持続するスタミナにも自信がついてきた」と言う油布は「4年生に優勝をプレゼントしたい。同学年には負けたくない」と気合を込めた。

 ≪大八木監督自信見せた≫大八木監督はエントリーメンバー16人について「(ケガや不調で)レギュラークラスは欠けていない。東洋大と比べて15、16番手は差があるかもしれないが、13~14人は遜色ない」とライバルと互角の戦力と踏んでいる。4年生6人、3年生6人と上級生が中心で「(3年の)窪田も油布もいいし、チャンスだと思う」と5年ぶりの王座奪回に自信を見せた。

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2012年12月15日のニュース