遼 初の2週連続Vへ ドナルド流で1W精度アップ

[ 2012年11月14日 06:00 ]

テレビマッチのパッティング対決で喜ぶ(左から2人目)木戸愛らと石川遼(左)

 15日開幕の男子ゴルフのダンロップ・フェニックス(宮崎・フェニックスCC)に2年ぶりに出場する石川遼(21=パナソニック)が13日、コース施設内でテレビマッチの収録を行った。番組には今大会の目玉、世界ランク3位のルーク・ドナルド(34=英国)も参加。石川はドナルドを見習い、1Wの精度アップで初の2週連続Vと苦手コース克服を目指す。

 「彼が(優勝争いに)来そうなコース。ティーショットが曲がらない、小技がうまい、そういう選手が有利と思う」と石川。曲げればすぐ松林が待ち受ける林間コース。攻略の鍵はフェアウエーキープ率だ。石川は2位に入った08年が60・71%。しかし、09年が41・07%で22位、10年が51・79%で33位とデータが順位に直結している。一方のドナルドは唯一出場した07年が71・43%で3位。Vへの課題は明白だ。

 前週、2年ぶりの勝利を飾ったが、特別なお祝いなどはせず、12日夜にシャンパンを一口飲んだだけだった。気持ちは引き締まっている。「先週は相性の良さでカバーできたけど、成績を出していないここで引き続きの(同じ)状態では厳しい。良くしていかないと」。来季の米ツアー本格参戦のためにも、世界のトップとの力の差を埋めにいく。

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2012年11月14日のニュース