復興支援の体操五輪報告会 内村 盛況に予定外のカッシーナ披露

[ 2012年11月11日 20:03 ]

演技会で地元の子どもたちのパフォーマンスに参加し笑顔の内村航平(右)と田中理恵

 東日本大震災の復興支援のため、全国5都市を回る体操のロンドン五輪報告演技会が11日、新潟県上越市のリージョンプラザ上越で始まり、男子個人総合金メダリストの内村航平(コナミ)や女子の田中理恵(日体大研究員)ら男女各5人の五輪代表選手が場内を埋めた3500人を超える観客を盛り上げた。

 内村は右肩痛を抱えながら鉄棒で離れ技の「カッシーナ」を披露し「やる予定はなかったが、これだけ大勢が集まってくれたので最高難度の技を見せたかった」と笑顔。田中理は華麗な床運動で拍手を誘った。

 今後は大阪、広島、北九州、仙台の4都市を訪れ、新体操団体とトランポリン男女の五輪代表も参加する。入場料の一部は被災地に寄付され、内村は「僕らが頑張る姿を見せることで(被災者も)頑張ろうとなると耳にしていた。そういう方のためにも、いろいろな都市で演技する意味はある」と話した。

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