室伏 大舞台へのピーキング理論“後輩”真央に教えたい

[ 2012年9月2日 06:00 ]

門脇中の運動会に参加した室伏(左)

 鉄人のピーキング理論を真央に伝授する。ロンドン五輪の陸上男子ハンマー投げ銅メダリスト・室伏広治(37=ミズノ)が1日、メダル獲得の報告のため宮城県石巻市立門脇中を訪問。ロンドン五輪後、今後の競技生活について詳細を明かさなかった室伏だが、「これからはプレーイングコーチみたいな感じがいい。指導する中から学ぶこともある」と選手兼コーチという立場での活動に意欲を示した。

 投てき技術を指導するのではなく、コンディショニングの重要性を次世代に伝える。室伏は30代後半という年齢もあり、近年は狙った大会に向けてピークを合わせることに重点を置いてきた。「代表レベルになってくれば、ピーキングはより重要になってくる」と話し、男子やり投げのディーン元気(20=早大)ら若手有望株の指導を買って出るつもりだ。

 コーチングのフィールドは陸上界だけにとどまらない。室伏が籍を置く中京大には、フィギュアスケートの浅田真央(21)も在学中。同じ回転系競技で以前からフィギュアに興味を示していた鉄人は、「次はソチ五輪ですからね。自分の演技をしようとする(浅田の)姿に心打たれますね」と意欲をみせた。

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2012年9月2日のニュース