松山 出遅れ84位スタート 首位と9打差

[ 2012年8月15日 06:00 ]

5番でバンカーからショットを放つ松山

 全米アマチュア選手権が13日、米コロラド州のチェリーヒルズCCで開幕した。日本勢でただ一人出場している松山英樹(20=東北福祉大3年)は2オーバーの84位タイと出遅れた。

 松山は今大会上位2人に与えられる来年のマスターズ切符を狙って参戦。7月下旬の国内ツアー、サン・クロレラ・クラシックでは2位と上々の仕上がりを見せて渡米した。だが、8番パー3でボギーが先行すると、後半も流れに乗りきれなかった。2バーディー、4ボギーで2オーバーの73でホールアウトした。

 この日はジャック・ニクラウスが、プロからアマチュアに復帰した息子ゲーリーの応援のために来場。“帝王”の登場でコースはにぎやかな雰囲気にも包まれていたが、松山にとっては悔しさだけが残る一日となった。

 今大会は2日目までのストロークプレーの上位64人が、3日目からの決勝トーナメント(マッチプレー)に進出する。首位とは9打差がついた松山も予選を突破すれば優勝のチャンスは他の選手と均等になる。まずは2日目の巻き返しに、マッチプレーへの生き残りを懸ける。

続きを表示

2012年8月15日のニュース