五輪切符決定戦 レース当日朝にターモー辞退

[ 2012年7月4日 06:00 ]

 陸上の全米選手権・女子100メートル決勝で3位同着となったジェネバ・ターモー(22)とアリソン・フェリックス(26)両選手による1対1の決定戦(ランオフ)は2日に行われる予定だったが、同日午前になってターモーが辞退。AP通信の取材に対して「心が穏やかなら走ろうと思ったけれど、そうではなかった」と語り、米国陸連には「辞退すれば補欠になるのは理解している」という電子メールを送付した。

 両選手ともナイキ社と契約を結んでいるが、ターモーは「金銭は絡んでいない。ナイキ側も何も知らない」とあくまで自分自身の意思であることを強調した。一方、この日のウオームアップ後に最終決断をしようとしていたフェリックスは「がっかりしているのは私も同じ。今できるのは五輪に向けて集中することだけ」とコメントした。

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2012年7月4日のニュース