強風に負けない藍 首位と3打差12位 父の助言奏功

[ 2012年4月20日 06:00 ]

18番でティーショットを放つ宮里藍

USLPGAツアー ロッテ選手権第1日

(4月18日 米ハワイ州カポレイ コオリナGC=6421ヤード、パー72)
 宮里藍(26=サントリー)は強風の中、4バーディー、3ボギーの1アンダー、71でまとめ、首位と3打差の12位と上々のスタートを切った。上田桃子と金子絢香は2オーバーで52位、宮里美香は4オーバーで85位と出遅れた。ベス・ベイダー(米国)が4アンダー、68で首位に立った。

 海からの強い風が吹き付ける難コンディションの中、宮里は確かな手応えを得ていた。インから出て12番パー3だった。グリーンを外し、アプローチも3メートルの距離を残した。しかし、しぶとく沈めてパーセーブ。「難しいホール。パーで切り抜けられた良かった。それで流れが変わった」と振り返った。2週前のメジャー第1戦、クラフト・ナビスコ選手権は56位。パットに苦しんだが、「父(優コーチ)にチェックポイントを2つ言われ」オフの間に練習したが、早速、効果が出た。

 一時は3アンダーまで伸ばし首位に並んだが、最後の2ホールの連続ボギーで後退した。それでも、「パットも良かったし、ショットも悪くない。この風の中でアンダーはいいスタート」と納得の表情。「上位は混戦。まだ3日ある」と優勝争いを見据えた。

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2012年4月20日のニュース