猫ひろし これで「特例」になる?カンボジアで数々の貢献

[ 2012年4月13日 07:47 ]

ロンドン五輪の参加資格が疑問視されているカンボジア男子マラソン代表の猫ひろし

 国際陸上競技連盟が、昨年10月にカンボジア国籍を取得して、同国のロンドン五輪男子マラソン代表に選ばれたタレント、猫ひろし(34)の参加資格を疑問視。カンボジア陸連などに説明を求めていることが12日、分かった。

 国際陸連は今年から国籍変更に関する新規定を設けており、国籍取得後1年が経過していない場合は(1)連続した1年の居住実績(2)国際陸連理事会による特例承認のいずれかが必要となっていた。

 猫の場合、日本でのタレント活動などで、カンボジアで連続した1年の居住実績がない可能性が高い。さらに、特例として認められるにはカンボジア陸連が申請する必要があるが、国際陸連関係者は「重大かつ意義深い理由がなければならない」としている。猫はカンボジアを訪れた際に地元小学校に文房具を寄付したり「プノンペン国際ハーフマラソン」の創設に尽力しているが、これが「理由」として承認されるかどうかは不透明。何らかの形で「連続した1年の居住実績」を証明できなければ、五輪への道は閉ざされる。

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2012年4月13日のニュース