元関脇・栃乃洋が引退 金星12個…年寄「竹縄」襲名

[ 2012年1月23日 06:00 ]

<大相撲初場所千秋楽>竹縄親方を伴い引退会見を行った栃乃洋(右)

 大相撲の元関脇で史上2位タイの金星12個を獲得した東十両8枚目の栃乃洋(37)=本名・後藤泰一、春日野部屋=が22日、現役を引退し、年寄「竹縄」を襲名した。今後は春日野部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たる。

 14日目まで3勝11敗で来場所の幕下転落が濃厚になり「体力の限界を感じた」と引退を決断。思い出の一番に01年春場所の貴乃花戦での勝利を挙げ、金星12個には「誇りに思う」と目を赤くした。拓大時代に学生横綱となり96年初場所に幕下付け出しで初土俵を踏み、左からの下手投げを武器に三役を8場所経験。

 なお栃乃洋の「竹縄」襲名に伴い、元幕内・よう司(38)=本名・鈴木大司=が退職した。

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2012年1月23日のニュース