宮里藍 前半我慢、後半チャージで首位発進

[ 2011年10月21日 06:00 ]

第1ラウンド、4アンダーで首位に立った宮里藍

USLPGAツアー台湾選手権第1日

(10月20日 台湾・楊梅 サンライズ・ゴルフ&カントリークラブ=6390ヤード、パー72)
 台湾で初開催の米女子ゴルフツアーは第1ラウンドを行い、宮里藍(26=サントリー)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、世界ランキング1位のヤニ・ツェン(22=台湾)とともに首位に立った。宮里美香(22=NTTぷらら)は70で回り、トップと2打差の6位で発進。上田桃子(25=フリー)は終盤の連続ボギーでスコアを落とし、74で38位だった。

 高台にあるコースに強風が吹き付ける難コンディションの中、宮里は持ち前の粘り強さで68をマークした。8月のカナダ女子オープン以来の首位発進に「大きなミスもなく全体的に内容が良かった。気持ちもうまくコントロールすることができた」と納得の表情だ。

 インから出て16番パー3の第1打は強烈な向かい風に阻まれグリーンに届かずボギー先行。だが、18番のバーディーで取り返し「立て直しがうまくいったのが後半の4バーディーにつながった」。沖縄の海風の中でプレーした経験から「風は気にならなかった。フェアウエーに運ぶ自信もあったし、こういう状況ではシンプルにやるのが一番」と、一打一打に集中した。

 台湾建国100年を記念し新設された今大会。地元出身のヤニ・ツェンとトップに並んだが、宮里の人気も高く「米国よりも一打一打に拍手をしてくれて凄くうれしかった」と気持ち良くプレーした。

 9月の日本女子オープンのころは股関節痛に中耳炎、せきにも悩まされたが、その後、沖縄でリフレッシュ。体調も上向いてきた。「まだ初日。2日目以降も風との戦いになると思う」。我慢比べならお手のもの。今季2勝目を引き寄せる。

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2011年10月21日のニュース