藍 なでしこ観戦で焦り消えた「勝つタイミングは自分では選べない」

[ 2011年7月22日 08:32 ]

<エビアンマスターズ・第1日>17番、バーディーパットを決めてガッツポーズする宮里藍

USLPGAツアーエビアン・マスターズ第1日

(7月21日 エビアン・マスターズGC=6345ヤード、パー72)
 宮里藍(26=サントリー)が2年ぶりの大会優勝へ好スタートを切った。1バーディーの後、5番でダブルボギーを叩いたが、その後、5バーディーで68をマークし4位に。

 前戦の全米女子オープンでマッチプレー以外では今季初のトップ10入り(6位)。それまでは震災で苦しむ日本へ「1日でも早くいいニュースを届けたい」とばかり思っていたという。

 だが、「復興と同じように長い目で見て成績を残したい」と切り替えたことで復調の兆しをつかんだ。今大会前にはなでしこジャパンのW杯優勝をテレビで観戦。「勝つタイミングは自分では選べない。だからこそ、(状況が)かみ合って勝つとポジティブなエネルギーが生まれる」。なでしこの快挙で結果への焦りは消えた。この日は「一打集中」。原点に回帰したことが好発進につながった。

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2011年7月22日のニュース