藍 難コースに「しっかり自分をコントロール」

[ 2011年7月6日 10:07 ]

練習ラウンドでグリーンを確認する宮里藍

 7日に開幕する女子ゴルフの今季メジャー第3戦、全米女子オープン選手権へ、メジャー初制覇を狙う宮里藍ら日本勢が5日、米コロラド州コロラドスプリングズのザ・ブロードムアGC(7047ヤード、パー71)で練習ラウンドを行い、難コースに警戒感を示した。

 大会史上最長の総距離でラフは深く、グリーンの傾斜がきつい。宮里藍はこの日、9ホールを回り難度が高いグリーンの攻略をテーマに掲げた。芝の目と傾斜がきつく、曲がり幅が大きいため、ラインを読むのが難しいそうで「自分のイメージを出していくことが大事」とポイントを挙げた。さらに「心が折れやすいコースなので、しっかり自分をコントロールしていきたい」。
 予選落ちした6月の全米女子プロ選手権では左膝を痛めた。「その後、しっかり練習できているので大丈夫。調子は悪くない」。体調面の不安が消え、立て直しに自信をのぞかせた。

 海抜約2千メートルにあるコースで18ホールを回った宮里美香は「空気が薄いので体力勝負になる」と気を引き締めた。

 上田桃子は体調不良のためラウンドを取りやめ。横峯さくら、諸見里しのぶ、馬場ゆかり、野村敏京はそれぞれ練習ラウンドで調整に努めた。

 
 ▼諸見里しのぶの話 日本では経験できない長いコースで難しいが、その難しさを楽しみたい。ことしは悪かったショットが徐々に良くなってきたので、しっかりと力を発揮してまずは予選通過を目指したい(共同)

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2011年7月6日のニュース