ロンドン五輪の支援拠点 選手村近くの劇場と契約へ 

[ 2011年5月10日 19:07 ]

 来年のロンドン五輪で日本選手を支援する活動拠点「マルチサポートハウス」が、ロンドン東部の五輪公園にある選手村から徒歩10分の劇場施設「ストラトフォードサーカス」に一本化されたことが10日、関係者の話で分かった。文部科学省に委託された国立スポーツ科学センター(JISS)が施設側と合意し、6月に契約する。

 マルチサポートハウスは体調管理や情報分野などで選手を支える選手村外の拠点で、昨年の広州アジア大会で初めて運用された。日本食の提供や高圧酸素カプセル設備といった健康面サポートが好評だった一方、選手村から車で約15分のホテルに設置された立地面で不満の声もあった。

 2001年にオープンしたこの劇場施設は、普段は演劇やコンサートに利用される3階建てのモダンな建物。JISSは旧市庁舎など複数の候補施設から選んだ。(共同)

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2011年5月10日のニュース