力士ら千人が黙とう 震災犠牲者の冥福祈る

[ 2011年5月7日 11:05 ]

技量審査場所の土俵祭りに先立ち、東日本大震災犠牲者の冥福を祈って黙とうをささげる力士や親方ら日本相撲協会会員

 大相撲技量審査場所の初日を翌日に控えた7日午前、東京・両国国技館で15日間の安全を祈願する恒例の土俵祭りに先立ち、日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)や横綱白鵬関をはじめ、親方や力士、行司ら約千人が東日本大震災の犠牲者の冥福を祈って黙とうをささげた。

 土俵周りに置かれた椅子や升席に座っていた着物姿の力士やスーツを着た親方らは、司会の合図で一斉に立ち上がり、静かに頭を下げた。白鵬は「被災された方も(会場に)足を運んでくれると聞いているので、今まで以上にいい相撲を取るように努力します」と話した。

 引き続き行われた土俵祭りにも、初めて相撲協会の全協会員が参加した。その後、放駒理事長が十両以上の関取を集めて訓示した。

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2011年5月7日のニュース