気仙沼出身の主将・畠山「被災地を思ってプレーする」

[ 2011年5月6日 16:54 ]

 ラグビーのアジア5カ国対抗で日本代表は7日にバンコクで第2戦のカザフスタン戦に臨む。今秋のワールドカップ(W杯)に向けて強化を図る日本は初戦の香港戦から先発メンバーを10人入れ替える。6日に会場のスパチャラサイ国立競技場で日本時間午後9時からの試合開始時刻に合わせて夜間練習を行う。日本はカザフスタンに過去3戦とも大勝している。

 第2戦に限って、東日本大震災の津波で宮城県気仙沼市の実家を流されたプロップ畠山健介(サントリー)が主将を務める。畠山は「被災地や東北のことを思ってプレーする。自分も楽しめたらいい」と心境を話した。

 カーワン・ヘッドコーチは「被災者と日本へのメッセージにしようと、大会前から第2戦の主将を畠山にと考えていた。初戦はどのチームのどの選手でも硬くなるので避けた」と説明した。本来の主将、FW菊谷崇(トヨタ自動車)は副将を務める。

続きを表示

2011年5月6日のニュース