遼くん3打差6位発進!スイング修正ズバリ!

[ 2011年4月22日 06:00 ]

<男子ゴルフ つるやオープン初日>14番、ティーショットを放つ石川遼

男子ゴルフツアーつるやオープン第1日

(4月21日 兵庫県川西市、山の原GC山の原C(6770ヤード、パー71))
 石川遼(19=パナソニック)が首位と3打差の6位と好発進した。前日にスイングを修正した効果が出て、ティーショットで300ヤード超えを連発。6バーディー、1ボギーの66をマークした。久保谷健一(39=フリー)、黄重坤(ハン・ジュンゴン)(18=韓国)が8アンダーの63で回り、首位に並んだ。
【第1R成績】

 バーディー合戦なら石川も黙っていない。午前組は久保谷、黄重坤の8アンダーを筆頭に好スコアが目立ったが、午後スタートの石川は慌てなかった。「優勝スコアは16アンダー前後と思っている。誰かは7アンダー以上が出ると思っていた」。気負うことなく、確実にチャンスでバーディーを積み重ねていった。

 300ヤード超えのビッグドライブを連発した。距離計測ホールの15番では逆風をものともせず、318ヤードをマーク。「振りたい気持ちを抑えるのがテーマ。飛距離を求めないと思って打ったショットだけど、アゲンストの中でよく飛んでくれた」。自画自賛の一打を見せると2打目でグリーンを捉え、2パットで楽々バーディーを奪った。

 もう一つの計測ホールの17番でも302ヤードを飛ばし、初日の平均飛距離は310ヤードで額賀に次いで2位につけた。前日に昨秋から取り組む「フラット」なスイングを再確認したことで飛距離が出るようになった。「大胆にスイングを変えている中で、タイミングのズレはなかった」といきなり効果が表れた。

 プロ転向後から1Wの平均飛距離を毎年伸ばし、昨年は296・79ヤードで3位だった。今季は300ヤード超えが目標だが、2カ月間の米国遠征でも手応えをつかんできた。飛ばし屋相手にも「思っていた以上に引き離されなかった」と昨年からのパワーアップを実感。マスターズでは初めて予選を突破して20位に入った。

 2日目も攻めの姿勢を貫く。3打差の6位に「十分すぎるぐらいのスタート」としながらも「修正?全てですね」と貪欲だ。最大の武器である1Wで、とことんまで攻め続ける。

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