藤田　大舞台を満喫「オーガスタを堪能したい」

第１ラウンド、２アンダーでホールアウトし同組のグーセン（左）と握手する藤田寛之

第７５回マスターズ第１日

（4月7日 米ジョージア州オーガスタ　オーガスタ・ナショナルＧＣ＝７４３５ヤード、パー７２）
　藤田は４１歳での初舞台を思う存分に楽しんだ。「いいことが起きても悪いことが起きても、その全てを全身で感じようと思っていた」。日本勢最上位の１４位スタートに満足感を漂わせた。

　「めちゃくちゃ緊張した」。１番で第２打を右バンカーから１・５メートルにつけバーディー。１１番では第１打を右の林に曲げダブルボギーとしたものの、１３番ではクリーク越えの３６ヤードを直接沈めてチップインイーグル。パトロンの大歓声を浴びた。

　２アンダーの７０は初出場の日本人選手の初日としては昨年の池田に並ぶベストスコア。練習ラウンドでは一度もなかったアンダーパーを本番でマークし「きょうは１００点満点」と自己採点した。「あまり自信はないけど、きょうできたからにはあしたもできるはず。またオーガスタを堪能したい」と２日目以降に目を向けていた。