暴力団排除へ初の講習会 親方、力士ら約千人が参加

[ 2010年10月7日 18:27 ]

 日本相撲協会は7日、東京・両国国技館ですべての親方や力士ら全協会員を対象とした「反社会的勢力排除に伴う講習会」を開催し、約千人が出席した。暴力団関係者との交際問題や野球賭博問題が発覚後、このような全体講習会は初の試み。

 約1時間半の講習会では、警視庁の組織犯罪対策第3課の担当者や、弁護士で相撲協会の暴力団排除対策委員会の深沢直之委員らが講師を務め、暴力団との接触を断ち切る方法などを説明したDVDも上映した。
 放駒理事長(元大関魁傑)は冒頭に「この問題は根が深い。少しでも気を緩めると再発する危険性がある」とあいさつし、終了後の記者会見で「警察との考えは一致していた。反社会的勢力とつき合ってはいけないということを、全員が再認識したと思う」と話した。
 同講習会は、冒頭以外は報道陣に非公開で、出席者全員には「暴力団等排除対策マニュアル」が配布された。

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2010年10月7日のニュース