優勝力士への天皇賜杯復活!通常開催を目指す相撲協会

[ 2010年9月3日 19:00 ]

記者会見で天皇賜杯授与を復活させることを発表した、日本相撲協会の放駒理事長(右)

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は3日、東京・両国国技館で記者会見し、12日から両国国技館で始まる秋場所で、幕内優勝力士に対する天皇賜杯授与を復活させることを発表した。

 内閣総理大臣杯などの外部からの表彰も再開する方針を決定。今後は表彰を出していた20近い団体に要請し、通常の状態での本場所開催を目指す。
 天皇賜杯は相撲協会の所有。この日、放駒理事長が宮内庁の羽毛田信吾長官を訪れて賜杯授与を再開させる意向を伝え、理解を得たという。
 7月の名古屋場所は、野球賭博問題や暴力団の維持員席観戦問題といった不祥事で天皇賜杯授与を初めて自粛し、外部からの表彰を辞退した。
 放駒理事長は「名古屋場所より前の形に戻したいというのがわれわれの希望。表彰をいただいているところには(執行部の)みんなで手分けして、早くあいさつに行きたい」と話した。

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2010年9月3日のニュース