欧洲復活!綱獲りへの13勝締め

[ 2009年7月27日 06:00 ]

 【大相撲名古屋場所千秋楽】できる限りのことはやった。大関・琴欧洲は日馬富士を寄り切って13勝2敗。直後に白鵬が勝って2度目の賜杯はならなかったが、最後の最後まで土俵を盛り上げた。

 支度部屋では白鵬のインタビューをテレビで見ながら「代わりに座りたかった」とポツリ。「2番負けたから、しょうがない」と言ったものの、婚約者のご当地ということもあって心身ともに勢いに乗っていただけに悔しさは大きかった。
 その一方で、手応えをつかんだことも確かだ。13勝は、06年初場所で大関に昇進して以降、優勝した昨年夏場所の14勝に次ぐ好成績。この1年は10勝が精いっぱいだったが、場所前に連日行った50番を超える猛稽古が復調のきっかけとなった。「来場所につながる?そうですね。それに向けて一から稽古をしていきたい」。目指すべきもう一つ上のステージへ向け、この名古屋をいいステップにするしかない。

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2009年7月27日のニュース