帝京大、早大 大一番へ最終調整

[ 2009年1月9日 18:38 ]

 ラグビーの全国大学選手権は10日に東京・国立競技場で決勝を迎える。9日は両校とも大一番に備えて調整した。

 1970年の創部以来初めての大学日本一を狙う帝京大は小雨の降る中、ラインアウトの確認など約1時間の軽めの練習で済ませた。終了後には岩出監督が出場登録の22人にジャージーを手渡した。
 けがの主将に代わってチームをまとめてきた井本主将代行は、約120人の部員を前に涙ぐみながら「最高の仲間と最高のチームワークで、一番の喜びをつかもう」と結束を呼び掛けた。

 2連覇を狙う早大は約1時間半の調整を行い、セットプレーの確認やタックルダミーに帝京大の赤いジャージーを着せてのタックル練習などで士気を高めた。

 帝京大には関東リーグ・対抗戦グループで敗れた。中竹監督は「ことしはどう考えても帝京大が力は上。早大らしい低いタックルと素早い展開のラグビーができれば」と、挑戦者としての心境を語った。豊田主将は「やってきたことをぶつける覚悟はできた」と、やや緊張した面持ちだった。

続きを表示

2009年1月9日のニュース