横尾ツアー記録58目前で痛恨トリプル

[ 2008年12月5日 06:00 ]

1番、ティーショットを放つ横尾要

 【男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第1日】今季未勝利の横尾要(36=EH)が、天国から地獄に突き落とされた。17番までで10バーディー、ノーボギーで回りながら、最後にトリプルボギー。パー70で自己ベストの63をマークして単独首位に立ったが、会見では「ナイストリプル。18番をもう1回やらせて」と自虐ネタで悔しさをのぞかせた。

 18番パー3は5Wでの第1打がグリーン右のバンカーのアゴに落ち、指のつめほどしか見えないくらいにボールが埋まった。第2打でもバンカーから出せず、第3打はグリーンをオーバー。第4打で乗せたもののボールは斜面を転がり、そこから2パットした。
 17番までは「悪いところがなかった。流れも良かった」と完ぺきだった。「一生に1度は50台を出したかった」とツアー最少記録に並ぶ59も見えていたが、最終的には63。「18番で6叩いても7アンダーだから、まあ十分」と最後は自分に言い聞かせた。昨年は大会直前に虫垂炎を発症。開幕2日前の夜中に緊急手術を受けた。「去年の今頃は病院のベッドにいたから。去年の分まで稼ぎたい」。18番だけは余計だったが、無念を晴らすには最高の位置で初日を終えた。

続きを表示

2008年12月5日のニュース