ジャパン再建に向け植田、真鍋両監督が会見

[ 2008年12月5日 17:48 ]

 バレーボール日本代表の次期女子監督に決まった久光製薬の真鍋政義監督(45)と男子監督を続投する植田辰哉氏(44)が5日、東京都内で記者会見し、1988年ソウル五輪代表の真鍋監督は北京五輪を視察し「もう一度、五輪で挑戦したいという思いがメラメラとわいた」と胸躍らせ、2012年ロンドン五輪でのメダル獲得を目標に掲げた。

 日本女子はアテネ、北京の両五輪で準々決勝で敗退して5位だった。真鍋監督は「レシーブ部門の数字で1位でなくてはメダルは取れない」と指摘し、組織的ブロックを取り入れながら守備の徹底強化を図るという。
 男子を4大会ぶりの五輪に導いたことが評価された植田監督は「北京を経験した選手が半分は残る」と述べ、これまで築いた戦力を基盤に連係の精度を追求する考えだ。
 両監督とも契約は来年4月から4年間。次期強化委員長に女子は荒木田裕子氏(54)、男子は鳥羽賢二氏(50)が就く。

 ▼植田辰哉・日本男子監督の話 北京五輪は出ることが目標だった。次は出るのは当然で結果が必要。北京でスピードが通用しなかった。精度の高い、アクロバティックなバレーを仕掛けていく。
 ▼真鍋政義・日本女子監督の話 責任は重い。次のロンドン五輪ではぜひメダルをとりたい。世界は女子も攻撃が男子化している。日本はレシーブの精度とスピードを上げないといけない。
 ▼立木正夫・日本協会会長の話 丁寧に人選し、男女とも若い人のエネルギー、知恵を買った。外国人監督も視野にあったが、コストとコミュニケーションの面で問題があった。

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2008年12月5日のニュース