スキー連盟 81歳の伊藤会長再選

[ 2008年9月28日 22:55 ]

 全日本スキー連盟(SAJ)は28日、東京都内で評議員会を開き、伊藤義郎会長(81)の再選を決めた。7月の評議員会で決着しないなど、混乱した会長選びは評議員による異例の投票に委ねられ、伊藤会長が59票を獲得、参院議員で26票の大石正光副会長(63)を下した。3期目で、任期は2010年7月まで。

 10月上旬にも新理事会を開き、強化や総務などの担当理事を決める。
 SAJは今回の役員改選で、就任時原則70歳未満の定年制を導入した。2年後のバンクーバー冬季五輪に向けた事業の継続性を重視して特例で伊藤会長の再選を目指すグループと、定年制の順守と改革を主張する大石副会長を推す派が対立し、3度の役員選出委員会でも新会長候補を一本化できない事態に陥った。
 伊藤会長は札幌市に本社を置く伊藤組土建の名誉会長で、1979年から国際スキー連盟(FIS)副会長を務めるなど、長くスキー界に携わる。

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2008年9月28日のニュース