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リオの動物園が“アイス系食材”を動物に提供 気温50度を超える猛暑対策

[ 2023年2月3日 08:57 ]

 ブラジルのリオデジャネイロ動物園が、飼育しているライオンなどの肉食動物に挽き肉や牛の血液を凍らせた“アイス系食材”を与え始め、入園者にもその模様を公開している。

 北半球では各地で寒波が続いているが、南半球のブラジルとアルゼンチン南部では猛暑。1月中旬にアルゼンチンのブエノスアイレス市では気温が45度まで上昇し、ブラジルのリオデジャネイロ市のイラージャでは最高気温が1月14日に51度、15日には54度に達していた。

 AP通信によればここ数日間もリオデジャネイロでは気温が50度に達したエリアがあり、人間と違って“避暑地”に足を運べない動物たちの飼育と管理が難しくなっていた。

 凍らせた食材の提供は動物園所属の専門家たちの発案。アルゼンチンから動物園にやってきた弁護士のロレーナ・ロペスさんは「曇っていても汗をかくほど。驚くほどの暑さと湿度なので、動物たちが凍ったものを口にするのはいいことです」と語っている。

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2023年2月3日のニュース