ナイジェリアで大量のロバのペニスを押収　牛のペニスと偽って申請された香港への密輸品

　ナイジェリアの当局は8日、ラゴス国際空港から香港へ密輸されようとしていた数千個のロバのペニスを押収したと発表。ペニスは16の袋に入っており、「牛のペニス」として申請されていた。

　ナイジェリアでは中国の生薬「阿膠（あきょう）」の原料となるロバの皮膚（水で加熱してゼラチンを抽出）の輸出は活発。しかし7月には隣国ニジェールに法的手続きを踏まずに密輸されようとしていた11万6000ドル（約1659万円）相当のロバの皮膚が押収されていた。

　皮膚と違ってペニスに関してはロバとしてはレアケース。ナイジェリア国内では労働に使用する家畜としてのロバの頭数が減少しており、上院では昨年、ロバの処分や皮膚の輸出を禁止する法案が提出されているが可決には至っていない。