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ボーフム浅野 先制点など2点に絡む活躍 投げ込まれた金貨チョコ食べ「エネルギーをくれた」

[ 2023年12月17日 11:47 ]

ドイツ1部   ボーフム3―0ウニオン・ベルリン ( 2023年12月16日    ドイツ・ボーフム )

活躍した浅野(左)(AP)
Photo By AP

 ボーフムの日本代表FW浅野拓磨(29)がホームのウニオン・ベルリン戦で今季5点目を決めるなど2得点に絡む活躍で3―0の快勝に貢献した。前半アディショナルタイムに左CKからのこぼれ球を右足で豪快に蹴り込んで5試合ぶりのゴールを決めて先制。後半9分にはGKからボールを受けて左サイドにスルーパスを通し、追加点の起点になった。

 この活躍ぶりの陰で話題になったのが浅野のある行動だ。ブンデスリーガでは11日に巨額資金と引き換えに外部投資家にメディア関係の事業参入を認める決議を賛成多数で承認したが、サポーターはこれに反対。抗議活動として各競技場で試合開始から12分後にテニスボールやコイン型のチョコレートを投げ込んでいた。ボーフム戦でもこれに対応するために数分間試合が中断されたが、浅野はチョコ1枚を拾い上げて金紙をはがすと、口に入れて食べてしまった。

 この仰天行動に試合を中継していた「スカイ」の解説者フランク・ブッシュマン氏は「わお、食べちゃったよ」と反応。さらに浅野が得点すると、笑いながら「あれ(チョコ)に違いない」と指摘し「もちろんナンセンスなことだけど、ああいう結果につながったんだよ」と続けたという。

 複数の地元メディアで「チョコレート・ドーピング」と報じられた一件に関し、浅野は「チョコレートがエネルギーをくれた。食べて良かったよ」と笑顔でスカイの取材に応じたという。後半42分に退くまで精力的に動き回り、2度もオーバーヘッドでシュートを放つなど存在感を示したストライカーがプレー以外でも話題を呼んだ。

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