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川崎F 5発&5連勝で日本勢一番乗り決勝T進出! 悲願のアジア初制覇へ、鬼木監督の続投も決定

[ 2023年11月29日 05:00 ]

<川崎F・ジョホールDT>前半、ゴールを決める家長(撮影・小海途 良幹)
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 東地区I組首位の川崎FがホームでジョホールDT(マレーシア)に5―0で大勝し、開幕5連勝で組内1位を確定させ日本勢一番乗り、2季ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。開始早々にMF家長昭博(37)のゴールで先制し、後半にも得点を重ねて相手を圧倒した。

 変幻自在、これぞフロンターレという5発快勝劇だった。引き分けでも1次リーグ突破の状況で、直近の24日J1鹿島戦と同じベストの先発11人を中3日で並べた鬼木監督は「気持ちのこもったプレーもあったし、(多くの)ゴールで喜んでもらえたと思う」と勝利を高く評価した。

 先制弾は右センターバックのDF大南がDF山根とワンツーで進入し、右FWながら左の大外にいた家長が左足で押し込んだ。G大阪時代の06年3月以来、ACLでは実に17年ぶりの得点。「これ以上を望むとバチが当たる」と快勝を喜んだ家長だが、久々の得点との質問には「(久々と言われることが)悔しい」と心境を吐露。後半には利き足と逆の右足クロスで、FWダミアンの追加点をアシストした。

 後半途中から投入されたFW小林もゴールを決めると、最後の5点目は3点目をアシストしたDF山根だ。中央に進入し、FW宮代の落としを左足で突き刺した。「ポジション取りは、誰がどこにいてもいいと思っている」。来月12日の1次リーグ最終戦前に突破を決めたことで、同9日の柏との天皇杯決勝に全力を注げる状況となり「ここで決めないと日程的に厳しいと思っていたので、決められて良かった」と胸を撫で下ろした。

 リーグ戦は優勝争いに絡めなかったが、10月以降は公式戦9試合負けなしと上り調子。圧勝劇で決勝トーナメント挑戦権をつかんだ鬼木監督は、8年目となる来季の続投が近日中にも発表される。常勝時代を築いた指揮官の下、来年こそ悲願のアジア王者をつかみ取る。
 

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