U17W杯　日本、11年以来の8強ならず　スペインに1－2惜敗

スペイン戦の前半、同点ゴールを決め、駆け出す名和田（左）（FIFA提供・ゲッティ＝共同）

　U―17W杯で日本は20日、インドネシアのスラカルタで行われた決勝トーナメント1回戦でスペインに1―2で敗れた。1点を追う前半40分に名和田（鹿児島・神村学園高）が同点弾を決めたが、追加点を奪えずに後半29分に失点。南野拓実らが出場した11年大会以来となる出場4大会ぶりの8強入りを逃した。

日本は競り合いに持ち込んだが、力尽きた。序盤の失点後にペースをつかみ、前半40分に佐藤のボール奪取から名和田が同点弾。後半16分には1次リーグでチームの全4得点を挙げた高岡を入れて勝負をかけたが、最後は今季バルセロナで得点を挙げているFWギウの決定力に屈した。それでも1次リーグで2勝するなど世界と渡り合い、森山監督は「ぎりぎりの戦いをしながら一試合ごとに成長してくれた」と選手を称えた。