川淵三郎氏、文化勲章　水泳・古橋さん、巨人・長嶋終身名誉監督に続くスポーツ界3人目

川淵三郎氏
Photo By スポニチ

　23年度の文化勲章が発表され、スポーツ振興で初代Jリーグチェアマン、日本サッカー協会会長などを歴任した川淵三郎氏（86）が選ばれた。スポーツ界では水泳の故古橋広之進さん、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督に続く3人目。Jリーグ開幕から30年の節目での受章に「古橋さんも長嶋さんもスーパースター。スポーツ文化の発展に貢献した人が表彰される枠が広がったのは凄くうれしい。身に余る光栄」と喜んだ。

　「“見る、する、支える”の3つが国民的規模になって初めてスポーツ文化が発達していると言える」と話す。Jリーグ創設から続けてきたクラブごとの地域貢献活動は、現在1クラブあたり年間約400件まで拡大。スポーツを支える裾野が広がり「そういう方々の努力があったからに他ならない」と感謝する。危機的状況だったバスケットボール界を改革し、Bリーグ創設にも導いた。現在は日本トップリーグ連携機構会長を務める。「これでよしとせず、必要とされる場がある限りしつこく生きていこうと思う」と生涯現役を宣言した。