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トルコに4発快勝に森保監督「選手層、戦術の共有…一ついい経験を積んでくれた」 2連勝に手応え!

[ 2023年9月12日 23:25 ]

サッカー国際親善試合   日本4―2トルコ ( 2023年9月12日    ベルギー・ゲンク )

<日本・トルコ>前半、指示を出す森保監督(撮影・小海途 良幹)
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 世界ランク20位の日本代表は12日、国際親善試合で同41位のトルコ代表に4―2で快勝。かつて日本中が熱狂した02年W杯日韓大会決勝トーナメント1回戦(●0―1)以来21年ぶりの再戦を制し、9日のドイツ戦(〇4―1)に続き2連勝で欧州遠征を終えた。

 森保一監督は試合後「まずは勝って応援に駆けつけてくれた方々、テレビ、メディアのみなさんを通して応援してくださったみなさんに勝って喜んでもらうということがまず第一目標だったので、一緒に喜びを分かち合える結果が出せて良かったと思います」と話すとともに「結果は別として、ドイツ戦からトルコ戦で大幅にメンバー変更した中、選手層を上げる、チーム全体のレベルアップ、戦術の共有するという部分、苦しい時間帯がありながら、選手たちがまた一ついい経験を積んでくれた」と手ごたえを口にした。

 4―1で快勝した9日のドイツ戦から中2日とあってスタメン10人を大幅入れ替え。MF久保、MF堂安、MF伊藤敦、MF中村敬らが先発起用され、DF毎熊とDF町田はA代表デビューとなった。

 試合は前半15分に伊藤敦が先制弾。右サイドでボールを受けるとMF堂安とのワンツーで中央にスライドしながらペナルティーエリアの手前から左足を一閃。強烈なシュートがゴール右上へと突き刺さり、6月のエルサルバドル戦以来A代表2戦目の出場にして記念すべき初ゴールを挙げた。

 勢いに乗った日本は続けざまに2得点。同28分に久保の“無回転シュート”を相手GKが弾いたところを中村敬が押し込み追加点。さらに8分後には右サイドの毎熊からのクロスを受けた中村敬が相手DFの股を抜くシュートを放ち3点目。前半終了間際にはセットプレーから失点。GK中村航も負傷交代となるなどのアクシデントに襲われたが、3―1と2点リードで後半へと折り返した。

 日本は後半頭から3枚替え。2得点の中村敬、1アシストの毎熊、堂安が下がりFW前田、DF橋岡、MF伊東が投入。一方、トルコも後半頭からMFチャルハノール(インテル・ミラノ)、MFジェンキズ・ウンデル(フェネルバフチェ)、DFデミラル(アルアハリ)ら主力メンバーを投入してきた。

 すると後半16分にFWユルドゥル(レンヌ)に決められ失点。1点差に迫られたが中村航の負傷で緊急出場となったGKシュミット・ダニエルが好セーブを連発。同30分には伊東が右サイドを猛スピードで突破し、ペナルティーエリアで倒されPKを獲得。このチャンスを伊東自らが決め、ドイツ戦に続く2試合連続ゴールを記録。悪い流れを断ち切り快勝。21年ぶりの再戦で“リベンジ”を果たした。

 森保監督は「より厚い選手層の中でより強いチーム、より勝つ確率を高められるチームを作っていこうと思っています」と先を見据えた。

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