新潟・星　6戦ぶり勝利へ走り抜く

今季初の2試合連続先発出場を狙う星
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　J1新潟は2日間のオフ明けとなった27日、聖籠町のアルビレッジで7月1日のホーム広島戦に向けての練習を開始した。前節のアウェー柏戦でリーグ戦6試合ぶりの先発出場を果たしたMF星雄次（30）は、今季初の2試合連続先発出場に向けて精力的に汗を流した。チームを6試合ぶりの勝利に導くために、豊富な運動量を武器により攻撃的な姿勢を打ち出す。

　6対6のミニゲームで星は積極果敢にシュートを狙った。「前が空いたら打つ意識は持っている」。柏戦でも前半17分に思い切りのいいミドルシュートを放っているだけに、チームの得点力をアップさせようという意識は強い。

　第12節のホーム柏戦で先発したが、後半4分に右腿の負傷で交代して以来、別メニュー調整を続けてきた。7日の天皇杯2回戦レイラック滋賀戦で先発復帰を果たすと、コンディションも上がり24日の柏戦でリーグ戦は6試合ぶりの先発出場を果たした。「チームが勝てなくてもどかしい気持ちだった」。チームの力になれずに悔しい思いをしたが「ケガを治して試合に出続けられる準備はしてきた」とここから連続出場してチームの勝利に貢献するつもりだ。

　どこにでも顔を出して攻撃参加したり、守備のカバーに入ったりと献身的な動きが持ち味。柏戦ではスコアレスドローに終わったが「あとボール1個分、パスを狭いところに通すとか、ゴール前で思い切り足を振るとか、入るまでやるしかない。もうちょっと。一つ（ゴールが）入れば何か変わると思う」とあと一歩のところまで来ている実感はある。

　今季はキャンプから体調を崩すなどコンディションが上がらなかったが、後半戦で巻き返そうと気合十分。「続けて試合に出て一つでも順位が上がるように、僕は走る」。誰にも負けない運動量を武器に強い気持ちで後半戦を戦い抜く。