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遠藤新主将、最高の船出 アンカーとして攻守のつなぎ役 ペルーの好機つむ

[ 2023年6月21日 05:25 ]

サッカー国際親善試合   日本4-1ペルー ( 2023年6月20日    パナスタ )

<日本・ペルー>前半、ドリブルする遠藤(右)(撮影・西海健太郎)
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 サッカー日本代表は20日、パナソニックスタジアム吹田でペルー代表と親善試合を行い、4―1で圧勝した。

 代表通算50試合目となった遠藤の主将初戦は、白星という最高の形になった。出番がなかったエルサルバドル戦を含めて6月シリーズを2連勝で終え「勝ちにこだわるというのは凄く大事な部分だった。完成度はまだまだだけど、誰が出ても同じような質でやれるだけのチームだと思っている。いい競争の中でさらにチーム力を上げていければ」と総括した。

 試合では左腕に主将マークを巻き、中盤の底、アンカーとして攻守のつなぎ役となった。「真ん中でプレーしているので最低限見せないといけないところ」と守備では激しく相手選手をつぶし、ペルーの好機をつんだ。攻撃では前半22分に伊藤洋の先制点をアシストした。後半18分には自陣で相手ボールを奪取すると、前田へ浮き球パスを供給。そのこぼれ球が三笘へつながり、伊東のチーム3点目が生まれた。

 湘南時代には19歳で主将就任。シュツットガルトでも21年から主将を務める生粋の兄貴分だ。第1次森保政権でも吉田麻也が不在だったアジア最終予選で主将マークを巻いたこともある。今後に向け「戦術も含めて正解はない。チームとして何をチョイスして何をやるかを合わせることが大事。そういう細かいところを詰めていく作業を主将としてやらないといけない」と責任を口にした。

 主将といえど先発は確約はされていないのが、代表活動だ。「まずは競争に勝たなきゃいけない。そこまで多く話すタイプじゃないが、ピッチ上で存在感を示していきたい」と遠藤。この日、主将としての初陣で発揮したリーダーシップを見れば、その存在を誰もが認めるはずだ。

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