×

J初の“生駒山ダービー”はFC大阪が奈良を下す 元奈良FW島田が決勝PK

[ 2023年5月13日 17:25 ]

明治安田生命J3リーグ第10節   FC大阪1―0奈良 ( 2023年5月13日    ロートフィールド奈良 )

 今季からJ3に昇格した関西の2クラブによるJリーグ初の“生駒山ダービー”はFC大阪に軍配が上がり、暫定11位に浮上した。

 大阪と奈良を東西に隔てる標高642メートルの生駒山が両クラブによるダービーの名前の由来。前半はスコアレスで折り返したが、後半28分、ペナルティーエリア内でFC大阪DF松田佳大が奈良クラブGK岡田慎司に倒されPKを獲得。FW島田拓海がこれをきっちり決めて、最後までリードを守り抜いた。特に後半は奈良の攻撃回数が多く、内容的には上回られたが、要所を締めるFC大阪の守備陣の働きが光った。

 奈良県生駒市出身で、19~20年に奈良クラブにも在籍した島田は「冷静にキーパーを見て、落ち着いて決められた。奈良クラブには大学を卒業してからお世話になりましたし、自分が成長した姿、試合に出て頑張っている姿を見せられたことが良かった」と試合後、FC大阪サポーターと喜びを分かち合った後、奈良サポーターの元にもあいさつに出向き感謝の意を伝えた。

 リーグ戦は連敗中で、7日の大阪サッカー選手権大会決勝でも関大に0―2で敗れるなどチームは不調だったが、それを払拭する価値ある一撃。「ここ3試合、0点で負けたことにフォワードとして責任を感じていた。今日勝てたことがここからにつながる。大阪らしく、勢いよく食い込んでいけるように」と上位進出を誓った。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2023年5月13日のニュース