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名古屋MF相馬 ポルトガル1部・カザピア移籍 現地メディカルチェック経て正式契約へ

[ 2023年1月8日 06:00 ]

ポルトガル1部カザピアに移籍する可能性が高くなった名古屋・相馬
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 W杯カタール大会に出場した名古屋の日本代表MF相馬勇紀(25)が、ポルトガル1部カザピアに移籍することが7日までに分かった。名古屋はこの日、海外クラブと交渉を進めているため、翌日の始動には参加しないことを発表。関係者によれば、買い取りオプション付きの期限付き移籍で、現地のメディカルチェックを経て正式契約するという。

 相馬は19年に早大から名古屋入り。持ち前の突破力と豊富な運動量で頭角を現し、同12月のE―1選手権で日本代表に初招集された。4位で惜しくもメダルを逃した21年東京五輪にも全6試合に出場。昨夏のE―1選手権では、3得点2アシストの活躍でMVPに選出され、W杯カタール大会のメンバー入りをも手繰り寄せた。

 カザピアは20年に米国人投資家のロバート・プラテク氏が買収し、今季84季ぶりに1部復帰。強化最高責任者はかつて同1部サンタクララで日本代表MF守田英正(スポルティング)を獲得したボア・アウマ氏で、22年7月に加入したMF邦本宜裕に次ぐ新たな日本人獲得を画策する中で、W杯1次リーグ第2戦のコスタリカ戦に出場した相馬に白羽の矢を立てたという。次回26年W杯では主軸として期待される高速ドリブラーが、満を持して海を渡る。

 ◇相馬 勇紀(そうま・ゆうき)1997年(平9)2月25日生まれ、東京都調布市出身の25歳。三菱養和SCユースから早大に進み、19年に名古屋加入。同年夏に鹿島へ期限付き移籍し、20年に名古屋復帰。W杯カタール大会メンバーに選出され、1次リーグ・コスタリカ戦に出場。国際Aマッチ通算9試合出場4得点。1メートル66、68キロ。

 ▽カザピア 1920年創設。野球やバスケットボールなど多くのスポーツ部門を持つ総合スポーツクラブで、サッカー部門は今季、1938~39年シーズン以来84季ぶり1部昇格。本拠地エスタディオ・ナシオナルは4万1000人収容。オーナーはセリエAスペツィアを保有する米国人のロバート・プラテク氏。

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