39歳GK川島永嗣　4年後目指す世代に8強エール「今の日本の力ならば確実にいける」

長友（左から2人目）に「ブラボー」と声をかける川島（左）（撮影・小海途　良幹）
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　日本代表のGK川島永嗣（39）がFIFAワールドカップ（W杯）カタール大会の決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦の激闘から一夜明けた6日、囲み取材に応じた。

　1次リーグE組1位の日本は同F組2位のクロアチアと対戦。延長戦でも決着はつかず、試合の行方はPK戦へ。PK戦は1―3で日本は敗れて史上初となる8強入りに届かなかった。
　川島は「やれる気持ちは確実にあった。何が届かなかったかの気持ちを整理するのは難しい」と切り出した。今大会で出場機会はなかったものの、同じポジションの権田を始め、チームを裏から支える役割を果たしてきたチーム最年長は「（チームメイトと）話はしたけど、終わった後すぐで…なにがどうだったかとかまとめられるものはない。個々それぞれに気持ちあっても一晩でまとめられるものはない」と話した。

　また、1次リーグでドイツとスペインを撃破し、日本初の8強へあと一歩まで進んだチームに対して「今までとは違うものを見せられた、自信を持って良いと話した。若い選手はまだまだチャンスがある。悔しさは日本サッカーの未来につながっていけば良い」とうなずいた。

　過去3大会連続で守護神に君臨したベテランは、日本代表は「まだまだ伸びていく」と話し「8強以上にいけない理由は何かある。でも今の日本の力ならば確実にいける。もうそんなこと考えずに目指せる力がある」と、4年後を目指す次の世代にエールを送った。