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【森保Jの26人】川島永嗣 「代表のため」常に準備の39歳守護神

[ 2022年11月8日 04:30 ]

川島永嗣
Photo By スポニチ

 チーム最年長の39歳、GK川島は4度目のW杯に臨む。過去3大会でさまざまな経験を積んできた。10年南アフリカ大会は直前に正GKを勝ち取り16強。背番号1を背負った14年ブラジル大会は1次リーグ敗退。18年ロシア大会は決勝トーナメント1回戦ベルギー戦で2点のリードを守り切れず初の8強を逃した。

 「結局自分たちはベスト8に値しなかったということ。でも10年の悔しさと18年で感じた悔しさは違う。日本がこの先進んでいけると思わせてくれた結果でもあった」。この4年は苦闘が続いた。クラブでは出場機会を得られず森保ジャパンでプレーしたのは7試合。それでも招集された意味は理解している。

 「ベンチになる可能性もある。どういう立場だろうと代表にいる以上は全て代表のためにやる」。精神的支柱としてチームを支える覚悟はある。ただゴールを守る意欲に変わりはない。「競争がなければチームは絶対いい方向に行かない。お互いが刺激し合えるグループでなければ」

 18年5月、ロシア大会壮行試合前の合宿の初練習。川島は1本目から本番と同じ集中力で捕りにいった。当時も指導していた下田崇GKコーチはその気迫に圧倒されたという。常に試合のための準備をする。変わらない姿勢がカタールでも日本の力になる。

 ◇川島 永嗣(かわしま・えいじ)1983年(昭58)3月20日生まれ、埼玉県出身の39歳。浦和東高から大宮入り。名古屋、川崎Fを経て海外移籍。18年8月にフランス1部ストラスブール加入。国際Aマッチ通算95試合出場。1メートル85、82キロ。

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