×

C大阪 敵地で逆転!23年ぶり同一年J1で大阪ダービー連勝に小菊監督「語り継がれる歴史的な勝利」

[ 2022年7月17日 06:00 ]

明治安田生命J1第22節   C大阪2-1G大阪 ( 2022年7月16日    パナスタ )

<G大阪・C大阪>大阪ダービーに勝利し、サポーターと喜びを分かち合うC大阪イレブン(撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 各地で6試合が行われた。C大阪は敵地であったG大阪とのダービー戦に2―1で逆転勝ち。後半45分、FWジェアン・パトリッキ(25)が決勝弾を決めた。同一年のJ1リーグ戦で宿敵に連勝するのは、1999年以来23年ぶり。3試合ぶりの勝利で暫定5位に浮上した。

 伝統の一戦にふさわしいフィナーレが待っていた。1―1で迎えた後半45分。C大阪を劇的な逆転勝利へ導いたのは、FWパトリッキだ。自陣からドリブルで駆け上がると、ペナルティーエリア手前から豪快に右足を振り抜く。強烈なシュートは右ポストを直撃して角度が変わり、ゴールへ吸い込まれた。

 「自分のゴールもうれしいけど、勝利に結びついたことがうれしい。時間は厳しかった。でも、サッカーと人生は一緒さ。最後の最後まで戦う」

 殊勲の助っ人は味わい深いコメントを発して胸を張った。同一シーズンのJ1リーグ戦で宿敵に連勝するのは1999年以来、実に23年ぶりだ。青に染まった敵地でセレッソの歴史にうれしい1ページを記した小菊監督の声もうわずった。

 「セレッソ・ファミリーにこれから語り継がれる、歴史的な勝利になりました。同点、そして勝ち越しにつなげてくれた選手たちを誇らしく思います」

 後半7分の同点弾は22歳のFW山田が決めたもの。指揮官は「彼はセレッソを将来、強くさせる大きな可能性を秘めた選手」と称えた。クラブの至宝、17歳MF北野も戦列復帰を果たした。「ダービーの勝利は私の中でも特別。私自身もガンバの背中を追いかけて過ごしてきた。ガンバに追いつけて追い越そうとしている現状がうれしい」。宿敵との死闘でチーム力はまた引き上げられた。(吉仲 博幸)

続きを表示

2022年7月17日のニュース