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ケガ乗り越えた宮市 10年ぶりA代表「支えてくれた皆さんに感謝を示したい」

[ 2022年7月14日 04:30 ]

19日開幕「Eー1選手権」日本代表26人発表

10年ぶり日本代表に選出された横浜FW宮市
Photo By スポニチ

 10年の時を経て、横浜FW宮市が代表に返り咲いた。中京大中京高から11年に名門アーセナルへ加入し、19歳だった12年にA代表で2試合に出場。だが以後は両膝の前十字じん帯断裂など度重なるケガを負い、「引退」を考える日もあった。

 「正直驚きの方が大きい。ベッドの上から日本代表を眺めることも多かった。その中で支えてくれた皆さんに感謝を示したい」。リハビリをともにした元日本代表DF内田篤人氏もその一人。感謝を届ける躍動を誓った。

 昨夏初めてプレーの舞台をJリーグに移し、今季は14試合3得点と横浜の首位快走に貢献。森保監督からは「爆発的なスピードで上下動しながらゴールに迫り、得点もアシストもできる」と期待を寄せられる。諦めずに完全復活を果たした29歳は「狭き門かもしれませんけど、自分のプレーを精いっぱい出したい」とW杯への生き残りを決意した。

 《戦争中断以外で過去最長ブランク》宮市が19日の香港戦に出場すれば、12年10月16日の親善試合ブラジル戦以来、9年276日(3563日)ぶり。過去の日本代表で出場期間が長期空いた選手は、戦争による中断を含んだ上位3人を除くと、77~86年奥寺康彦の9年170日(3457日)が最長で、宮市はこれを上回るブランクでの出場となる。戦争による中断を含めると、1940~54年の川本泰三の13年271日(5019日)が最長。

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2022年7月14日のニュース