浦和・ユンカー　大会2戦連発！5年ぶり決勝へ次も任せろ

ルヴァン杯準決勝・第1戦   浦和1ー1C大阪 （ 2021年10月6日    埼玉 ）

前半、ゴールを決め喜ぶ浦和・ユンカー（中）（撮影・西海健太郎）
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　ルヴァン杯準決勝の第1戦が6日、行われ、浦和はホームでC大阪に1―1で引き分けた。前半12分、FWキャスパー・ユンカー（27）が左クロスに右足を合わせ先制したが、後半に追いつかれ痛恨のドローに終わった。連覇を狙うFC東京はアウェーで名古屋に1―3で敗れた。準決勝第2戦は10日、行われる。

　FWユンカーが自分でも驚きの「右足弾」を決めた。前半12分、DF山中から絶妙な左クロスが入る。DFの間を抜けると利き足とは逆の右足でクリーンヒット。鮮やかにネットを揺らした。「右足のゴールはビックリ。得点になって良かった」。ルヴァン杯では先月5日の川崎F戦に続く2戦連発だ。

　5月の鮮烈デビューから得点を量産したが、夏場にペースダウン。8月10日の練習中には右頬骨を骨折、離脱も経験した。公式戦先発は8月29日の湘南戦以来。それでも「リラックスしていつも通り行動した」と話す。サイドを刈り上げた新ヘアスタイルで上限1万人まで緩和された観衆を沸かせた。

　後半21分に痛恨の同点弾を許したが、ホームの第1戦を1―1で折り返し、アウェーの第2戦に乗り込むのは準々決勝で撃破した対川崎Fと同じパターン。ユンカー自身、その第2戦で反撃弾も決めている。5年ぶりのファイナルへ、頼れる助っ人は「勝ちにいきたい」と前を向いた。