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欧州視察の森保監督、アペルカンプ真大へ「日本代表を選択して欲しい」 田中碧は「実力的にA代表候補」

[ 2021年9月22日 19:11 ]

日本代表の森保監督
Photo By スポニチ

 日本代表の森保一監督(53)が22日、視察先のフランスからオンライン取材に応じた。現在はドイツ・デュッセルドルフのJFAオフィスを拠点として原則、新型コロナ感染対策の観点から車で移動可能なドイツ、ベルギー、オランダ、フランスの4カ国を中心に試合や練習視察を続け、選手ともコミュニケーションを図っているという


 早速、ドイツ人の父と日本人の母を持ち、ドイツ2部デュッセルドルフでプレーするMFアペルカンプ真大(20)を訪ねたことを明かした。既にU―21ドイツ代表でも10番を背負い、トップ下やボランチでプレー。将来はドイツ代表、日本代表のどちらを選択するかが注目される存在となっている。

 「練習に行った時、一言二言話しました。非常にハードワークが出来る選手。今はサブに回ることが多いですが、チームでも期待されている。我々も日本人の選手だと思って見ています。“いつも見てるよ”と伝えました。彼の成長をサポートしていきたい。ドイツ代表にも狙われているので、日本代表を選択してもらえるように」と熱烈なラブコールを送った。

 また同じくデュッセルドルフの東京五輪代表MF田中碧(23)についても言及。視察した試合でも既にチームの中心的な存在感を放っており「実力的にはもちろん(A代表の)候補。得点に絡むことが出来るので、そこで結果を出せれば自然と代表に入ってくる選手」と評した。

 森保監督は今月7日のW杯予選中国戦(ドーハ)後も帰国せず、欧州で視察を続けている。デュッセルドルフのオフィスには治療室とリビングも完備。オフが重なった日には近郊クラブの選手3~4人が訪れ、治療やコミュニケーションを図ることもあったという。来週にはW杯アジア最終予選サウジアラビア戦(10月7日)、オーストラリア戦(同12日)に向けた代表発表も控える。「今活動している選手のクラブでのプレーをみて、状態のいい選手を招集することに変わりはない」と話していた。

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2021年9月22日のニュース