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鎌田 “ゴール3カ条”を掲げる「気持ちや頭の部分でもっと切り替えてやっていく必要がある」

[ 2021年9月6日 05:30 ]

W杯アジア最終予選   日本―中国 ( 2021年9月7日    ドーハ )

練習の合間に笑顔を見せる鎌田(中央)(C)JFA
Photo By 提供写真

 サッカー日本代表は7日(日本時間8日午前0時)キックオフのW杯アジア最終予選の中国戦に向け、5日はドーハで調整した。初戦に敗れた両チームとも、連敗なら監督の進退問題に発展しかねない一戦。攻撃の軸を担うMF鎌田大地(25=Eフランクフルト)は、オマーンに0―1で敗れた3日前の内容を踏まえた“ゴール3カ条”を掲げ、必勝を誓った。

 ドーハで悲劇は繰り返さない。オマーン戦では引いて中央を固められ、トップ下の鎌田も存在感を消された。FIFAランク24位の日本に対し、中国は71位。また同様の守備をされても、今度は上回る。「気持ちや頭の部分でもっと切り替えてやっていく必要がある」と訴え、ゴールを奪う上での3つの鍵を挙げた。

 (1)切り替え まずは原点回帰だ。オマーン戦では森保ジャパンで最も大切にしてきたはずの守備から攻撃への切り替えの遅さが目立った。「初心に帰って、まずは守備から。いい守備からいい攻撃につなげること」。熱量が直結する球際を制し、出足で勝る。

 (2)クロス 再び中を固められた場合は、次こそサイドを有効に使う。1メートル80の自身を含め「最低でも3人、簡単にクロスを上げて飛び込むのも一つの手」とし、スペースがなければ空中で制す考えを示した。初戦で中国を3―0で破ったオーストラリアも、ロングパスを起点としたシュートのこぼれ球をつないでサイドに持ち出し、浮き球の右クロスから先制した。

 (3)ワンタッチ 一方で、足元で崩したい時は距離感よくテンポよく崩す。「狭い空間でプレーするときはワンタッチをうまく入れていく必要がある」。初戦を経てチームでも共有した点だ。

 現地紙で解任が噂される中国の李鉄監督だけでなく、連敗すれば日本も森保監督の進退問題に発展しかねない大一番。「ここから勝ち続けて、“あの初戦の負けから変われた”と言えるようにしていかないと」と司令塔は力を込めた。

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2021年9月6日のニュース