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高倉監督&澤ら超えた!FW岩渕 なでしこ史上初5戦連発 五輪初戦カナダから起死回生の同点弾

[ 2021年7月21日 21:10 ]

東京五輪女子サッカー1次リーグE組   日本―カナダ ( 2021年7月21日    札幌ド )

<五輪女子サッカーー 日本・カナダ>後半、岩渕がゴールを決め喜ぶ(撮影・西海健太郎)
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 女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」は21日、東京五輪1次リーグE組初戦(札幌ド)で女子カナダ代表と対戦。2大会ぶり2度目の五輪出場となるFW岩渕真奈(28=アーセナル)が後半39分に同点ゴール。これが日本女子史上最多の5戦連発となり、並んでいた高倉麻子監督、澤穂希らの記録(4試合連続得点)を抜いた。

 4試合連続ゴールと勢いに乗り五輪初戦を迎えた岩渕は、前回リオ五輪銅メダルの強豪相手にもゴール。自身初の背番号10を託され「今までの世界大会の中で一番状態が良い。本当に全部をぶつけられる大会」と自信満々の言葉通り、先制点を許すなかで反撃の狼煙を上げた。

 ◇岩渕真奈(いわぶち・まな)1993年(平成5年)3月18日生まれ、東京都出身28歳。A代表通算成績・77試合36得点。小学2年生のときに2歳上の兄の影響でサッカーを始め、中学進学時に日テレ・メニーナ入団。わずか14歳でトップチームデビューを果たすと、2008年のU―17W杯では日本代表として活躍し、大会MVPにあたるゴールデンボールを受賞。一躍注目を集めると2010年には16歳の若さでA代表に選出され、国際Aマッチ初出場。その後もA代表に定着し、18歳で参加した2011年女子ドイツW杯優勝に貢献。翌年にはロンドン五輪銀メダル、2015年女子カナダW杯では準優勝にも貢献した。

 クラブチームもバイエルン・ミュンヘンやアストンビラなど海外を中心で活躍し、今年5月にはイングランド女子スーパーリーグの強豪アーセナルに加入。156センチの小柄でドリブル突破を得意とすることから、男子サッカーの元アルゼンチン代表マラドーナ氏をもじって“マナドーナ”と呼ばれることもある。

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2021年7月21日のニュース