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J2栃木に完全移籍の豊田陽平が入団会見 背番号31を選んだ理由は家族への愛

[ 2021年7月8日 15:54 ]

鳥栖時代のFW豊田陽平
Photo By スポニチ

 鳥栖からJ2栃木SCに完全移籍した元日本代表FW豊田陽平(36)が8日、オンラインで入団会見を行った。J1通算98得点を誇るストライカーは「やはり自分自身、プレーする機会が欲しかった。しっかりトレーニングすることができれば、まだまだ輝けると思いがありながら、自分からその火を消すことはないな、という思いに至った」などと決断した理由を語った。

 J1通算100得点まであと2ゴール。豊田自身も「そこを目指すという意味でも現役を続けている。そこに揺るぎはない」という。それだけに、長年にわたって所属した鳥栖を離れる決断は「決して簡単ではかった」というが、「遠回りかもしれませんが、今は必要とされるクラブでサッカーをすることに重きを置いている」と強調。「まずは試合に出場して自分の持っているものを出して、チームに貢献することが大事」と、J2で17位に低迷するチームのために全力を尽くす考えを示した。

 栃木SCには元日本代表FW矢野貴章(37)も所属。早くも元日本代表コンビの2トップ結成が期待されている。「僕自身の良い部分と、貴章さんの良い部分は融合できると思う。(田坂)監督さんもそう言ってくれている」。強力ツインタワーで攻撃陣を引っ張る覚悟だ。

 また背番号31を選んだ理由については「3人の子どもたちと1人の妻、しっかり背負ってという意味で、31を選ばせてもらった」と豊田。新天地デビューが期待される17日の甲府戦へ「必ずその試合に絡めるように移籍してきた。しっかりと準備したい」と強い意気込みをのぞかせた。

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2021年7月8日のニュース