×

W杯最終予選 日本のライバルは?粘り強い豪州、サウジはMFドサリ健在

[ 2021年7月2日 05:30 ]

W杯アジア最終予選組み合わせ決定

日本の最終予選日程
Photo By スポニチ

 7大会連続出場を目指す日本代表はオーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムと同じB組に入った。9月2日に開幕し、来年3月まで7カ月間、ホーム&アウェーで10試合を戦う。

 【B組各国の横顔】

 《オーストラリア》8戦全勝の2次予選通過は日本と2チームだけ。コロナ下でホーム開催は1試合ながら連勝を続け、粘り強さとチームの一体感が高まった。アーノルド監督は指揮官を兼ねる東京五輪で上位を狙い、チーム力底上げを図る

 ▼アーノルド監督 2次予選の全8試合に勝って信念と自信を得た。全ての試合でいいパフォーマンスを見せたい。

 《サウジアラビア》2次予選は1勝2分けと出遅れながら、4戦目で難敵ウズベキスタンとの直接対決に競り勝って浮上。攻守に安定感を取り戻して残り4戦は完封勝利。18年W杯で1得点のMFドサリは最近の予選4試合でも3得点と健在

 ▼ルナール監督 W杯は最も重要なターゲット。しっかり準備して決意を固め、高いモチベーションが必要になる。

 《中国》2次予選は前半戦で2勝1分け1敗と苦戦したが、残り試合を4連勝して2位で突破。イングランドやブラジル出身の国籍変更選手を登用し、5月には5人を招集してチーム力アップにつなげた。5大会ぶりのW杯に照準

 ▼李鉄監督 パンデミックで特に国外での国際試合がなかった。最終予選に向けて準備し、全ての試合でベストを尽くしたい。

 《オマーン》2次予選ではW杯に向けて強化を進める開催国カタールに2戦2敗も、残り6試合は全勝。20年1月から指揮を執るクロアチア人のイバンコビッチ監督は06年W杯最終予選でイランを率い、ホーム戦では日本に競り勝った

 ▼イバンコビッチ監督 現在のサッカーに簡単な相手はいない。選手はハードワーカーで学習意欲も高い。何事も可能だ。

 《ベトナム》初の最終予選進出。粘り強い戦いで初出場に挑む。17年から率いる朴恒緒監督の下で力を付けて19年アジア杯準々決勝では森保ジャパンに0―1の惜敗。23歳のFWグエン・ティエン・リンは2次予選で3試合連続得点中

 ▼朴恒緒監督 全チームが我々より強く、異なるスタイルを持つ。ベトナムが学んで発展するいい機会。挑んで競いたい。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月2日のニュース