FC東京・森重　終了間際に“頭”でV弾　逆転で今季初白星呼び込む

明治安田生命J1第2節第1日   FC東京3－2C大阪 （ 2021年3月6日    味スタ ）

後半終了間際、決勝点にガッツポーズの森重（左）（撮影・白鳥　佳樹）　　　
Photo By スポニチ

　FC東京の頼れるベテランが勝ち点3をもたらした。2―2で迎えた終了間際、左サイドからのFKに元日本代表DF森重が頭で合わせて勝ち越し弾。「（レアンドロが）GKに向かって蹴ると思っていたので、そこに走り込めばと。イメージとボールが一致した」。開幕節の浦和戦でもセットプレーから同点ゴールを決めた33歳の2戦連発。絶対に負けられないホーム開幕戦で、存在価値を示した。

　元同僚に苦しめられた。17年にFC東京でともにプレーしたC大阪のFW大久保に先制ゴールを含む1得点1アシストと“恩返し”を許した。それでも森重ら経験値の高い選手がピッチ上に落ち着きを取り戻させて、見事な逆転勝利。「こういう状況だからこそ勝っている姿を見せたかった」。熱い思いに仲間たちが呼応し劇的な逆転勝利が生まれた。