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サンタクララ守田 V弾決めた!ポルトガルで衝撃デビュー「ハッピー」「ここから頑張る」

[ 2021年1月27日 05:30 ]

ポルトガル1部   サンタクララ2-1リオアベ ( 2021年1月25日 )

移籍後、初得点を挙げたサンタクララ・守田(本人インスタグラムから)

 ポルトガル1部サンタクララのMF守田英正(25)が25日、敵地でのリオアベ戦で鮮烈なデビューを飾った。川崎Fから移籍後初出場し、1―1で迎えた後半44分に決勝弾。前線に駆け上がると、ペナルティーエリア内で浮き球にうまく右足を合わせてゴールネットを揺らした。マン・オブ・ザ・マッチにも選出され、リオアベのFW食野亮太郎(22)との日本人対決で存在感を見せつけた。

 深い霧を切り裂く衝撃的なデビュー弾だった。1―1で迎えた後半44分、守田が前線に駆け上がる。ペナルティーエリア内で味方のパスをうまくコントロール。思い切りよく右足を振ると、低い弾道のボールがゴールネットに突き刺さった。

 川崎Fでは3シーズン、リーグ81試合1得点だったボランチはマン・オブ・ザ・マッチにも選出され、試合後のインタビューで「ハッピー」と声を弾ませた。

 ビルドアップでチームのかじ取り役も十二分にこなした新戦力に、ラモス監督は「チーム全体のパフォーマンスも良かったが、(守田は)とても素晴らしいデビュー戦にしてくれた。ファンタスティックで、彼のプレーぶりと勝利をうれしく思っている」と賛辞を惜しまない。地元紙レコルドも「日本人MFの一撃によって息が詰まるような試合が決した」と高く評価した。

 守田は試合後、自身のSNSを更新し、「デビュー戦で初ゴール決めました。良い準備が大事だと改めて感じました。切り替えてまた頑張ります」と報告。さらに「語学には早くも悩まされていますが、楽しみながら日々努力してここから頑張ります」と誓った。

 7日に20年J王者の川崎Fから3年半の契約で移籍し、チームに合流してまだ3週間弱。昨季は自身初のJリーグベストイレブンに輝くなどJ屈指の守備的MFとして海を渡った男が、欧州初挑戦を最高の形で飾った。

 ◆守田 英正(もりた・ひでまさ)1995年(平7)5月10日生まれ、大阪府高槻市出身の25歳。金光大阪高から流通経大に進学し、18年に川崎F入り。1年目から頭角を現しチームのリーグ連覇に貢献。昨季も主力として活躍し自身2度目のリーグ優勝を果たし、ベストイレブンにも選出された。18年9月に日本代表に初招集。同11日のコスタリカ戦でデビューした。国際Aマッチ3試合に出場し得点はなし。利き足は右。1メートル77、75キロ。

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2021年1月27日のニュース