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鹿島、ザーゴ体制2年目“常勝”の誇り取り戻す 三竿「ベースできている」

[ 2021年1月21日 05:30 ]

アップで広瀬(右)に声をかける鹿島・三竿(C)KASHIMA ANTLERS
Photo By 提供写真

 J1鹿島が創立30周年の節目に“常勝”の誇りを取り戻す。チームは20日、茨城県鹿嶋市内で2021年シーズンを始動。この日来日し2週間の隔離期間を設けられたザーゴ監督(51)と外国籍選手を除くメンバーでスタートし、主将2年目を迎えたMF三竿健斗(24)は「昨年より結果を残せる自信はある。違った姿を見せたい」と息巻いた。

 ザーゴ体制1年目の昨季は新加入11人を加えて新たにポゼッションサッカーに着手。浸透に時間を要し、終盤に追い上げたが、5位に終わった。4年連続国内無冠は03~06年以来となるワーストタイの屈辱。不名誉な記録更新だけは避けたいだけに、三竿は「今年は今までにないくらい優勝したい気持ちが強い」と覚悟を口にした。

 今オフは昨季リーグ2位の18得点を挙げたFWエヴェラウド(29)ら、主力の流出阻止に成功した。三竿は「昨年一年間戦ってきた多くのメンバーたちがいるので、ベースはできている」。現時点での移籍加入選手はブラジル人MFアルトゥール・カイキ(28)のみで、昨季築いた土台そのままにザーゴ体制2年目へ挑む。

 91年の創立から30年。国内最多の20冠を誇るが、近年は主力の海外移籍などでタイトルからは遠ざかってきた。今季は高校年代随一のタレントMF須藤直輝(18=昌平)ら新人6人を獲得し、三竿は「練習が始まった時に戦闘モードに入っているか。長くいる選手が示したい」。成熟したメンバーで、5季ぶりの国内タイトルをつかむ。 

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